☆JARLの紹介
社団法人 日本アマチュア無線連盟(The Japan Amateur Radio League,Inc. 略称:JARL)は、
日本におけるアマチュア無線の健全な発展をはかり、あわせて、内外の無線科学、文化の向上と発展に
寄与することを目的に、わが国のアマチュア無線家を主体として組織されている公益法人です。
わが国のアマチュア無線活動は、大正時代に始まりました。大正15年に当時のアマチュア無線家が
集まって、「日本アマチュア無線連盟(JAPAN AMATEUR RADIO LEAGUE = JARL)」を結成しました。
これが今日のJARLの始まりです。
その後、太平洋戦争の勃発でアマチュア無線は停止させられましたが、終戦になるとす
ぐにJARLは
再結成され、アマチュア無線の再開の陳情などを続けた結果、昭和27年に戦後初めてのアマチュア局
が誕生しました。
そしてJARLは、アマチュア無線の発展にとって必要なさまざまな活動を行うようになりました。
また、最初の頃は10のコールエリアに支部が置かれていましたが、会員の増加にともない昭和47年に
組織の改正を行い、主に県を単位とした現在の支部が置かれるようになりました。
また、アマチュア無線技士の資格は最初は第1級と第2級アマチュア無線技士の2資格でしたが、
その後、電波科学のいっそうの普及をめざし電信級(現在は第3級)と電話級(現在は第4級)の資格が
新設され、アマチュア無線をめざす人たちが増えました。
JARLは昭和34年に社団法人となり、開局などの手続などが簡単にできるよう、保
証認定業務を行う
ようになりました。
また、学びながら電信級または電話級の資格が取れるよう講習会制度の創設を
請願し、昭和41年から養成課程講習会を全国で行うようになりました。
その後、平成3年には(財)日本アマチュア無線振興協会(JARD)が設立され、JARDに保証認定
業務と養成課程業務などが移管されました。
なお、平成13年4月から保証業務については
TSS(株)がおこなっています。
現在わが国には、約110万局以上のアマチュア局があり、世界一アマチュア無線が盛ん
な国となって
いますが、これも戦前から戦後の今日まで多くの熱心なアマチュア無線家がJARLに集まり、
協力しながら努力してきた結果です。
(JARL Web 引用)